小説が原作でアニメ化もされている「無職転生」の第2期が現在毎週日曜日24:00から「TOKYO MX」で放送されています。
その「無職転生」で懐かしの歌アンダーグラフの「ツバサ」が、登場人物の1人「ナナホシ」によってカバーされたことが話題となっています。
今回はナナホシが「ツバサ」をカバーした理由や「無職転生」と「ツバサ」の関係を考察していきたいと思います。
是非最後までご一読ください!
アニメ無職転生2でナナホシが「ツバサ」を歌った理由5選
まずはなぜナナホシが「ツバサ」を歌ったのか理由を考えてみます。
異世界転生前のカラオケ十八番!
「ツバサ」はナナホシが異世界転生する前のカラオケの十八番だと言われています。
ナナホシは転生する前、日本の高校生です。この「ツバサ」という曲は2004年に発売されヒットした曲です。ちょうどナナホシが小学生から中学生ぐらいの時に流行っていた曲です。
この世代の人には人気の曲だったので、ナナホシが十八番にしていてもおかしくありません。
前世の男とツバサを歌っているボーカルが同い年
まず考えられるのが、無職転生の主人公である「前世の男」と「ツバサ」の原曲を歌っているアンダーグラフのボーカル「真戸原直人」が同い年ということです。
無職転生は2012年に掲載を開始しています。当時「前世の男」は34歳。現在まで生きていたとすると46歳になります。これがアンダーグラフのボーカル「真戸原直人」と同じ年齢になります。
時代の設定を考えたときに、「前世の男」が若いころ流行っていた「ツバサ」を取り上げたのではないでしょうか
ナナホシの心情とツバサの歌詞がマッチしている
次に「ツバサ」の歌詞がナナホシの心情とマッチしていることです。特にナナホシは日本へ帰りたい気持ちが強く、そのために研究を頑張ってきました。
しかし第15話では研究が進まないもどかしさに苦しんでいます。そのナナホシの心情が「ツバサ」の歌詞と合ってます。
このことから「ツバサ」が選ばれたのではないでしょうか。
ナナホシと元の世界をつなぐもの
最後にナナホシの声優の「若山詩音さん」がインタビューで、「ツバサ」は『ナナホシと元の世界をつなぐものだ』と答えています。
作者にもこのイメージがあったのかもしれません。
実際はファンへのサービスか!
ここまでいろいろと考察してきましたが、実際はファンへのサービスじゃないかとも言われています。
ナナホシが第9話で鼻歌で「ツバサ」を披露したときに、ファンから多くの歓喜の声が上がりました。もちろん生歌を聞きたいという声も多かったです。
制作陣がこのファンの声を聞いて、実際にフルバージョンを作ったのではないかと思われます。
そしてナナホシのことを描いた第15話に特殊EDとして、「ツバサ」を持ってきたのではないかと思われます。
アニメ無職転生2でナナホシがツバサを歌ったのは15話!実は以前にも歌っていた!
アニメ無職転生2でナナホシがツバサを歌ったタイミングを紹介します。
第2期の第15話で披露
ナナホシが「ツバサ」を歌ったのは第2期15話の「遥か」という回です。この回の最後のエンディング曲としてナナホシが歌っている「ツバサ」が流れました。
通常回のEDは「大原ゆい子さん」の「守りたいもの」です。そのため第15話は特殊EDとなっています。
急な「ツバサ」+ナナホシが歌っているということでファンは歓喜しました。
アニメのエンディングでは1番のみでしたが、現在は特殊EDとしてサブスクでフルバージョンが配信されています。
第2期の第9話で鼻歌を歌っている
第15話のEDとして流れた「ツバサ」ですが、実は第9話「白い仮面」でナナホシが鼻歌を歌っているシーンがあります。このときが初披露でした。
第9話が放送されたときにも、この曲は何かと話題になっていました。特に「ツバサ」を聞いていた世代はとても盛り上がっていました。
原作は「ガンダーラ」
アニメ無職転生2ではナナホシはアンダーグラフの「ツバサ」を歌っていますが、原作の小説ではゴダイゴの「ガンダーラ」を歌っています。
気になる方は「小説家になろう」というサイトに無職転生の原作の小説があり、第百一話「文殊の知恵」に「ガンダーラ」を歌っている描写があります。是非そちらをご覧ください。
まとめ
今回の記事では無職転生2でナナホシが「ツバサ」を歌った理由や関係性を考察してきました。
「ツバサ」が流行った時代や歌詞の内容が無職転生とナナホシの心境にマッチしたことが選ばれた理由だと思います。
また、無職転生の視聴者層もちょうど「ツバサ」を聞いていた世代が多いことも考えられます。実際原曲のアンダーグラフの「ツバサ」が「レコチョク」デイリーチャートで12位を記録しています。これもナナホシの「ツバサ」を聞いて、懐かしくて原曲を聞き直した人が多いことの証明です。
今回「ツバサ」が選ばれた明確な理由はわかりませんが、無職転生のマーケティングとしては、ナナホシに「ツバサ」を歌わすことが成功だったと言えます。