大ヒット上映中の劇場版「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」で、顔が似ている「工藤新一」と「怪盗キッド(黒羽快斗)」の関係が話題になりました。
では、「沖田総司」と「工藤新一」の顔が似ているのは偶然なのでしょうか。
そこでこの記事では、沖田総司と工藤新一の顔が似ているのは偶然なのか、沖田総司と工藤新一は血縁なのか調べました。
沖田総司について、これまででわかっている事もまとめています。
ぜひ、最後までゆっくりご覧ください。
コナン沖田総司が工藤新一と似ているのは偶然ではない!
大ヒットシリーズ「名探偵コナン」の劇場版27作目「名探偵コナン100万ドルの五稜星」で、「工藤新一」と「怪盗キッド」こと「黒羽快斗(くろばかいと)」の顔が似ているのは従兄弟(いとこ)だからということがわかりました。
「名探偵コナン」では、もう一人「工藤新一」と顔が似ている人物がいます。
それは、京都泉心高校に通う「沖田総司」です。
「毛利蘭」から「何か新一と・・・そっくりなんだけど・・・」と言わしめるほど、そっくりな顔を持つ「沖田総司」。
「沖田総司」が「工藤新一」とそっくりなのは偶然なのでしょうか。
YAIBA登場時から似ていた
「沖田総司」は「名探偵コナン」のオリジナルキャラクターではなく、「青山剛昌」の過去作「YAIBA」で初登場しています。
- マンガの織田信長御前試合編で登場
- 名前の読み方は「おきたそうじ」ではなく「おきたそうし」
- 新選組の「沖田総司」を先祖に持つ、6代目の「沖田総司」
- 初代沖田の三段突きを上回る五段突きを取得
- 御前試合では試合放棄により、主人公の鉄 刃(くろがね やいば)に敗北
そして、「名探偵コナン」と「YAIBA」の「沖田総司」は同一人物だと「青山剛昌」が明かしています。
「沖田総司」は1994年に発売されたマンガ「YAIBA」24巻で初登場していました。
「工藤新一」に似せた新キャラクターではないので、そっくりなのは偶然ではなさそうです。
ミスリードを狙った
あえて同じ顔のキャラクターを登場させることでミスリードを狙ったのかもしれません。
「名探偵コナン」で「工藤新一」と顔が似ているキャラクターは「沖田総司」と怪盗キッドこと「黒羽快斗」です。
作中では、「沖田総司」が「工藤新一」の代役をしたり、「黒羽快斗」が「工藤新一」と入れ替わったりしていました。
同じ顔を持つキャラクターを登場させることで、ストーリーの幅を広げやすく、ミスリードを狙った演出も行いやすくなります。
劇場版「名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の予告でもミスリードを狙った演出がありましたね。
青山剛昌の作風
「青山剛昌」は、同じ顔のキャラクターが別作品でも登場します。
- 1987年「まじっく快斗」の黒羽快斗
- 1988年「YAIBA」の沖田総司
- 1994年「名探偵コナン」の工藤新一
「まじっく快斗」の連載中に「YAIBA」が始まったことで、「まじっく快斗」の連載が中断したことがありました。
「YAIBA」に「黒羽快斗」と同じ顔を持つ「沖田総司」を登場させたのは、顔が好きだったからかもしれません。
同じ顔を持つキャラクターが多い理由は「顔が好み」以外に、「作者が描きやすい顔」や、「同じ作者だと一目でわかるようにしている」などが考えられます。
コナン沖田総司と工藤新一が血縁関係は本当か!
「沖田総司」と「工藤新一」の顔が似ているのは偶然ではなく、あえて顔が似たキャラクターを登場させたことがわかりました。
同じく「工藤新一」と似た顔を持つ「黒羽快斗」に血縁関係があったことが映画で判明しましたが、「沖田総司」も「工藤新一」と血縁関係があるのでしょうか。
公式からの発表はない
今のところ、「沖田総司」と「工藤新一」に血縁関係があると公式からの発表はありませんでした。
ですが、わざわざ「名探偵コナン」に同じ顔のキャラクターが3人も集まったのは何か理由があるのではないかと考えてしまいますね。
映画初登場となった「沖田総司」、もっと出番が増えることを楽しみにしつつ、顔の謎が解けるのを気長に待つのがよさそうです。
沖田総司についてわかっている事まとめ
謎の多い「沖田総司」のこれまでに分かったことをまとめてみました。
沖田総司は京都市上京区に住んでいる
「恋と推理の剣道大会」の回で「沖田総司」の住んでいる場所が明かされました。
沖田総司:「蘭ちゃんかー!ええ名前やんかー!!オレの住んでるトコ京都の上京区やねん!」
名探偵コナン93巻 FILE.10 手ェ出さんとき
「沖田総司」は「コナン(工藤新一)」の目の前で「毛利蘭」を口説くとき、住んでいる住所を話しています。
この直後「服部平次」に、親友の女に手を出すなと竹刀で叩かれてしまいました。
ちなみにこの回で「鬼丸 猛」が初登場しています。
YAIBAファンにはうれしいファンサービスでしたね。
服部平次とライバルで勝ったこともある
「沖田総司」と「服部平次」はライバルで、剣道大会で戦ったことがあります。
過去の試合では「沖田総司」お得意の5段突きが「服部平次」の首をかすめて出血し、不戦勝となって「沖田総司」が勝っています。
この後も、何度も試合の機会がありますが、事件に巻き込まれて再戦はかなっていません。
「沖田総司」が「服部が出ない大会はつまらない」と発言したことからも、良きライバル関係なことがわかります。
コナンに「バカ」と言われた
「恋と推理の剣道大会」の回で「コナン」にバカと言われてしまいます。
「沖田総司」が事件の真犯人を推理したものの、トンチンカンすぎる内容に「コナン」がひと言。
コナン:「バカなのか?コイツ・・・」
名探偵コナン94巻 FILE.1 ちょー待て
作中では、犯行現場のそばにいた盲目のおじいちゃんが持っている杖が仕込み杖で、座頭市のように被害者の首を切った・・・という、コナンにバカにされても仕方のない迷推理を披露しています。
沖田総司が好きなのは鉄 刃(YAIBA)の妹
「沖田総司」が持っている「八大神社のお守り」の中に入っていた写真から「沖田総司」の好きな人が発覚しました。
「沖田総司」が好きな女性は、「YAIBA」の主人公の妹「鉄 諸刃(くろがね もろは)」でした。
兄の「鉄 刃(くろがね やいば)」を倒さない限り告白できないと語っているので、いつか「鉄 刃」が登場することもあるかもしれませんね。
沖田総司のお守りは実在する
「沖田総司」の「八大神社のお守り」が実在することをご存じでしょうか。
作中では、代々伝わる大事なお守りで、持っているときは試合に負けたことがないと語っています。
お守りの正式な名前は「勝守(かちまもり)」と言って、無敗で知られる剣聖「宮本武蔵」にあやかり「何事にも打ち勝つお守り」として知られています。
「八大神社(はちだいじんじゃ)」は京都市左京区にあります。
コナンファンだけでなく、何か打ち勝ちたいことがある人は、「宮本武蔵」ゆかりの「八大神社」を訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「名探偵コナン」に登場する、「沖田総司」と「工藤新一」の顔が似ているのは偶然ではないようです。
- 「沖田総司」は、「青山剛昌」の過去作「YAIBA」で初登場していて顔が似ていた
- 同じ顔を持つキャラクターを登場させることで、ストーリーの幅を広げやすく、ミスリードを狙った
- 「顔が好み」、「描きやすい顔」、「同じ作者だと一目でわかる」など作者の作風だった
今のところ、「沖田総司」と「工藤新一」に血縁関係があると公式からの発表はありませんでした。
ついに映画初登場となった「沖田総司」、もっと出番が増えることを楽しみにしつつ、顔の謎が解けるのを気長に待つのがよさそうです。