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前田穂南のMGC着用シューズはアシックスのメタスピードスカイ!愛用の薄底シューズは廃盤に!

2024年1月24日に開催された「大阪国際女子マラソン」で前田穂南(まえだ ほなみ)(27)=天満屋=が19年ぶり、女子マラソンの日本記録を塗り替えました。

今夏のパリ五輪の出場権を賭けたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ

日本人トップ2位でゴールをした前田穂南がパリ五輪代表の3枠目の1番手となり、注目を集めたのが前田穂南が履いているシューズアシックス「メタスピードスカイ」

前田穂南といえばアシックスの薄底を履いていると有名でしたが、今回MGCで着用していたシューズ「メタスピードスカイ」で日本記録更新し、前田穂南が愛用していた薄底シューズ厚底「メタスピード」について調べました。

最後までごゆっくりご覧ください。

女子マラソンで日本記録更新した前田穂南のMGC着用シューズはアシックスのメタスピードスカイ!

引用:asics HP

前田穂南が履いているシューズが「メタスピードスカイ」であることが前田穂南の快挙後すぐにアシックスのHPでも掲載されました。

「日本新記録の快挙!」と大々的に掲載されています。

前田穂南の着用シューズ「メタスピードスカイ」はどんなシューズ

引用:asics HP

「メタスピードスカイ」前田穂南のようなトップアスリート向けのシューズと言われています。

メタスピードスカイの特徴
  • ストライド型ランナーがよりスライドを伸ばし、少ない歩数でゴールすることを目指すトップアスリート向け
  • ASICSの軽量ミッドソールフォーム材の中でも最も反発性に優れた「FF BALAS TURBO」
  • 反発力を求めるストライド型ランナーへ(足運びを安定させながら反発力を得られる構造)

少ない歩数で歩幅を広げられるように設計されているのでストライドを伸ばすのに適しているとされます。

前田穂南は「スピードスカイ」の厚底とけんか!?

引用:アシックス

厚底を使い始めましたが、前田穂南細身の体や走り方となかなか合わず、怪我が続き、武冨豊監督も一時「シューズと喧嘩をしているよいう」と表現していました。

前田穂南は1年かけて「変化走」に取り組み、走りやスピード、リズムを厚底シューズ独特の反発の感覚をすり合わせていき「ようやくしっくりくるよいうになった」と語っています。

前田穂南が愛用していた薄底シューズは廃盤に!

引用:日刊スポーツ

前田穂南が愛用していた薄底シューズ「ソーティシリーズ」は廃盤となりました。

前田穂南が愛用していた薄底シューズアシックス社の「ソーティシリーズ」の特徴

引用:讀賣新聞オンライン

前田穂南愛用していた薄底シューズ「ソーティシリーズ」は靴底が25mm以下と薄く作られ、つま先が曲がりやすく「靴が体の一部になる感覚」だそうです。

歴代の五輪選手でこの「ソーティシリーズ」愛用者

・高橋尚子

・野口みずき

マラソンの主流が薄底時代から厚底の時代

引用:讀賣新聞オンライン

マラソンの主流は確実に厚底の時代に入ったと言えると思います。

厚底時代と言われる最新テクノロジー3つのキーワード

【保護性】膝の関節などを保護することで故障しにくく、レースの後半になってもペースが落ちにくい

【高反発性】素材を押した時に跳ね返す力を応用し、着地時の衝撃をロスすることなく推進力へと変換することができる

【転がり性能】靴底が大きく弧を描く、ロッカー形状が代表的でコロコロと転がるように支援と脚が前方へ進む

厚底は足を踏み込んだ際の力を押し返し、推進力と変換するエネルギーを引き上げ、着地衝撃を和らげます。

軽量にも仕上げられているので疲労が緩和され、後半のペースダウンが防げるそうです。

前田穂南が愛用していたアシックス「ソーティシリーズ」と「メタスピードスカイ」の違い

前田穂南「ソーティシリーズ」から「メタスピードスカイ」履き替えてみて感じた違いで解説します。

前田穂南が「ソーティシリーズ」から「メタスピードスカイ」で感じた良い感覚
  • 脚の負担が小さい
  • ラクに脚を動かせる感覚
  • ゆっくり走っているつもりでも、意外に早いタイムで走っていて、勝手に前に進んでいる感覚
  • レースが終わってから筋肉へのダメージも「ソーティシリーズ」から比べると小さいように感じる
前田穂南が「ソーティシリーズ」から「メタスピードスカイ」で感じた慣れない感覚
  • ふくらはぎを結構使い、お尻の周りを使って走っている感じがする
  • 上半身にも力が入り破水
  • シューズに反発力があるのでリズムが必要
  • レース後、練習後のストレッチもしっかりと必要

薄底を愛用していた前田穂南にとっては身体にかかる負荷の部分も変わってくるので体幹を鍛え直し、厚底に身体を合わせていったと言えると思います。

まとめ

女子マラソンで日本記録を塗り替えた前田穂南が、MGC着用シューズがアシックス「メタスピードスカイ」でした。

前田穂南が愛用していた薄底シューズ廃盤や、厚底シューズでの記録ラッシュに押されるように「メタスピードスカイ」を使いはじめましたが、細身の体や走り方と合わず1年間、前田穂南のペース、リズム、厚底シューズ独特の反発などに感覚を合わせていき今回の素晴らしい結果を出すことができました。

愛用の薄底シューズの廃盤から厚底シューズ「メタスピードスカイ」に調整を続けてきた前田穂南

今後さらに厚底シューズ「メタスピードスカイ」に身体もリズムもよりフィットして「けんか相手」から愛用シューズ「メタスピードスカイ」となって素晴らしい活躍を期待したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。