大谷翔平さんの通訳を務めていた水原一平さんが違法賭博に関与していたとして2024年3月20日（日本時間21日）にドジャーズを解雇されたことが日本のみならず世界中で話題となっています。
解雇された主な理由は違法なブックメーカーでスポーツベッティングを行っていたためとされています。
ブックメーカーと言われるとあまりなじみがない言葉ですが一体どういうものなのか調べました。
水原一平違法のブックメーカーとは！
ブックメーカーとは、野球やサッカー、バスケなど様々な競技の結果を予想して賭ける場を提供している企業やサイト、または人物のことを指します。
日本では競馬や競輪だとなじみがありますね。
試合の結果に応じてオッズや倍率が決められており、予想が的中するとその倍率の掛け金が返ってくるという仕組みになっています。
水原一平は負け続けて首が回らなかった
水原一平さんは違法のブックメーカーに賭け、損失が膨れ上がり首が回らなくなりました。
その額は少なくとも2022年末で100万ドル以上、日本円にするとなんと約1.5億とされています。
水原一平さんはつけで賭けを行えたため、負債が高額になってしまいました。
アメリカのスポーツ紙「ESPN」の取材で水原さんは「ずっと負け続けた。雪だるま式だった。」と答えています。
大谷翔平にも違法賭博疑惑
ニュースの中でも大きな問題になっているのが大谷翔平さんにも違法賭博関与の疑惑がかかっていることです。
水原さんは「ESPN」の取材で、
「当然、彼はよく思っていなかったが、二度とやらないように私を助けてくれると支払ってくれた。翔平は賭博には一切関与してないことをわかってほしいし、私もこの賭博が違法だとは知らなかった」
と話し、大谷選手が肩代わりしてくれた内容を話しています。
しかし、翌日に大谷選手の顧問弁護士が水原さんの発言を撤回し、
「大谷選手が窃盗行為の被害者であるということが発覚した」
とコメントしています。
さらにFBIの捜査では大谷選手の口座から直接、ブックメーカー側に送金していることが判明しました。
もし大谷選手が水原さんの負債を肩代わりするために自らブックメーカー側に送金していた場合、違法賭博に関与したこととなり何かしらの罰が与えられる可能性があります。
スポーツの試合に賭けて配当をもらえる！
今回水原一平さんが使用したブックメーカーはスポーツベッティングと呼ばれる試合の結果に応じて配当がもらえるものになります。
スポーツ以外にもアメリカの大統領選挙やアカデミー賞の受賞者、クリスマスの天候など対象になるものも多く、ブックメーカーの種類もたくさんあります。
違法とそうでないものの違い
水原さんが使用したブックメーカーが違法のものであったため大きな騒動になっていますが、違法なものとそうでないものは何が違うのでしょうか。
違法のものと合法のもの一番大きな違いは政府から許可を受けて営業しているかどうかになります。
もちろん政府から認可が下りるのは簡単ではありません。
資金力・公平性・安全性などの厳しい審査があり、認可が下りた後でも定期的に審査が入り維持するのも難しくなっています。
認可されたブックメーカーはすべて掛け金は前払いとなっており、違法のものは後払いが可能になっています。
水原さんも後払いで使用していたため負債が大きくなってしまいました。
また、アメリカではおよそ40州でスポーツ賭博は認められていますが水原さんと大谷選手がが住むカリフォルニア州では違法になっています。
水原一平はどの競技に賭けた？
様々な競技に賭けられるブックメーカーですが水原さんはどの競技に賭けたのでしょうか。
大リーグに所属する選手やスタッフは野球への賭博は禁止されています。
これは試合の結果が賭博によって影響されないために禁止されています。
もし野球に賭けていた場合数年間の出場停止など重い罰則があります。
水原さんが賭けていたのはサッカーの国際試合やフットボールリーグに賭けたと説明しており、野球には一切賭けていないと話しています。
水原一平がブックメーカーにはまった理由は？
水原さんは今回のブックメーカーが違法であることは知らなかったと主張していますがどうしてスポーツベッティングにはまってしまったのでしょうか。
水原さんがスポーツベッティングにはまった理由を調べてみました。
カリフォルニアでスポーツ賭博を始める
水原さんは2021年にサンディエゴ州のポーカーゲーム場で今回のブックメーカーの首謀者マシュー・ボウヤーと出会いました。
そこでスポーツ賭博を始めるようになりました。
以前はドラフトキングという合法のブックメーカーを使用していましたが、ボウヤー経由で賭けるようになりました。
ただそれが違法だとは知らないでスポーツ賭博にはまっていくようになったそうです。
ギャンブル依存症で抜け出せなくなる
水原さんの借金は450万ドル、日本円で6億8000万円にまで膨れ上がったと言われています。
水原さんは一度も賭けに勝ったことはなく、抜け出すためにもっと大きく賭けないといけなくなり、さらに負け続けて抜け出せなくなったと言っています。
違法なもので後払いでできてしまったゆえにここまで借金が大きくなってしまったのでギャンブルの恐ろしさが分かりますね。
まとめ
大谷翔平さんの元通訳水原一平さんが使用していたことで注目されているブックメーカーについて調べました。
ブックメーカーとは競技の結果やクリスマスの天候など様々なものを対象に予想して賭ける場を提供している企業やサイトのことを指します。
中には違法なものもあり合法なものとの違いは
- 政府から認可が下りているか
- 前払いでしか使用できないか
これらになります。
水原一平さんは違法なもので掛け金を後払いで使用していたため借金が膨れ上がり問題になりました。
最近では日本でブックメーカーを使用する人が増えてきているので使い方には注意が必要ですね。
