3月17日に放送予定の「NHK杯テレビ将棋トーナメント」決勝戦で、「藤井聡太」八冠は「佐々木勇気」八段と対局します。
「佐々木勇気」八段とはどういった人なのでしょうか。
そこでこの記事では、佐々木勇気の学歴と人柄、佐々木勇気と藤井聡太の関係についてまとめました。
この記事を読めば、NHK杯決勝戦をさらに楽しく観戦できるでしょう。
ぜひ、最後までゆっくりご覧ください。
1.佐々木勇気の偏差値は63！
ついに決勝戦を迎える「2024NHK杯」が3月17日に「NHK Eテレ」で放映されます。
「藤井聡太」八冠が対局するのは「佐々木勇気」八段。
どちらが優勝するのか今から楽しみですが、対局相手の「佐々木勇気」八段が気になりますよね。
テストの正解率90％、評価はオール4！
「佐々木」八段について調べていると、「佐々木」八段の偏差値をネットで検索する人が多くいるようでした。
さっそく、卒業高校の偏差値を確認してみましょう。
「佐々木」八段が卒業した「都立白鷗高校」は偏差値63でした。
偏差値63がどんなレベルかというと
- すべてのテストで正解率が90％以上
- 通知表（内申点）は最低でも５段階中オール4
- 全国のおよそ上位10%に当たると言われる
調べてみれば、「佐々木」八段はとても頭のいい人だとわかりました。
ただ、「都立白鷗高校」は都内初の公立中高一貫校なので、「佐々木」八段が中学校から通っているなら偏差値は59。
それでも頭のいい人に変わりはありませんね。
藤井八冠の公式戦無敗を止めた男
頭の良さと将棋の強さが比例するのかはわかりませんが、「佐々木」八段は公式戦で無敗だった「藤井聡太」にはじめて黒星をつけた人でした。
2人の初対戦は2017年7月2日の第30期竜王戦決勝トーナメントで、公式戦29連勝中の「藤井」四段がこのまま初タイトル「竜王」を取るのではないかと注目されていました。
ところが、「佐々木」五段は自身が得意は将棋の戦法「相掛かり」を使って「藤井」四段を打ち破り、無敗のルーキーを止めることに成功。
対局後に「佐々木」五段は「私たち世代の意地も見せたいと思っていた。壁になれてよかった」と語ったのが印象的でした。
著者「相掛かり」とは、互いに「飛車」の前の「歩」を前に進めることで、「飛車」の道が開いて、激しい戦いになりやすい戦法です。
相手が乗ってこないと「相掛かり」にはならないので、ガードしない殴り合いみたいな印象をうけますね。
佐々木勇気のプロフィールと棋士成績
名 前：佐々木 勇気（ささき ゆうき）
段位：八段
生年月日：1994年8月5日
血液型：AB型
出身地：埼玉県三郷市（生まれはスイスのジュネーブ）
卒業校：東京都立白鷗高等学校
師 匠：石田和雄九段
趣味：マンガやドラマの一気観、バスケットボール
「佐々木」八段はスイスのジュネーブで生まれ、2歳までフランスで滞在していました。
海外で生まれた経緯は分かりませんでしたが、帰国後は埼玉県三郷市で生活し、5歳から将棋を始めることになります。
2003年８月：第2回全国小学生倉敷王将戦「低学年の部」 優勝
2004年４月：第29回公文杯小学生将棋名人戦 優勝（史上2人目の最低学年記録）
2004年９月：6級で奨励会に入会
2010年10月：プロ入り（6番目の年少記録）
2013年10月：第3期加古川青流戦 優勝
2017年７月：第30期竜王戦決勝トーナメントで藤井に公式戦初黒星をつける
2020年６月：第79期順位戦で藤井に敗れる
2021年５月：第29期銀河戦で藤井に敗れる
2022年３月：第80期順位戦で藤井に敗れる
2023年３月：第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦で藤井に敗れる
2024年３月：第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦で藤井と対局
9歳のころ、岡山県倉敷市で開催された大会での優勝をはじまりに、1年後には「奨励会」に入会し、みるみる頭角を表し16歳1か月でプロ棋士デビューを果たしました。
著者ちなみに「奨励会」とは、「日本将棋連盟」が運営するプロ棋士養成機関です。
クラスは6級から3段まであり、4段に昇段することでプロ棋士になれます。
佐々木勇気と藤井聡太の棋士成績比較
「NHK杯テレビ将棋トーナメント」決勝戦で対局する「藤井」八冠と棋士成績を比較してみました。
佐々木勇気 |  藤井聡太 | |
| 段位 | 八段 | 九段 |
| 今年度成績 | 25勝17敗(0.5952) | 45勝7敗(0.8653) |
| 対局数ランキング | 13位(42対局) | 4位(53対局) |
| 勝数ランキング | 14位(25勝) | 3位(45勝) |
| 連勝ランキング | 15位(8連勝) | 3位(12連勝) |
さすが8タイトルすべてを保持している「藤井」八冠、成績を見てもかなりの強者だとわかります。
「佐々木」八段と「藤井」八冠の対局は通算で5回ありましたが、1勝4敗と「佐々木」八段が苦戦していました。
NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦、どんな結果が待っているのでしょうか。
調べるほどに「佐々木」八段のことが気になりますね。
佐々木勇気は都立白鷗高校出身バスケ部所属
「佐々木」八段の人物像について調べてみました。
「佐々木」八段が将棋を始めたきっかけは、5歳のころに中耳炎を患って入院したこと。
外で遊ぶのが好きだった「佐々木」少年に、屋内で安静にさせるため両親が将棋を与えたのが出会いでした。
はじめは勝てなかったものの、だんだん父親に勝てるようになって、将棋にめり込んでいきます。
「佐々木」少年は、身体を動かすことも好きだったようで、中学校では陸上部、高校に入学してからはバスケ部に所属していました。
文武両道の超エリート
「勉学」に「スポーツ」に「将棋」とすべてを両立することは、とても大変な努力が必要だと想像します。
いまでも将棋連盟バスケ部の部長を務め、フットサル部にも所属しながらプロとして活躍しているので、「超」が付くほどのエリートといっても過言ではありませんね。
イケメンだが天然
超エリートの「佐々木」八段ですが、天然だと言われるエピソードがいくつかあります。
- 力うどん（餅入りうどん）に餅追加を注文してしまった。
- 歩きながら嬉しそうに2Lペットボトルをラッパ飲みしているのを目撃される
- スキップしながら嬉しそうに将棋会館から帰っていくのを目撃される
- フットサルで一人だけ青いユニフォームで攻めまくるので仲間から「青いの！」と怒られる
- 小学生名人戦に優勝したときのインタビューで夢は「サッカー選手」と答えた
- 私服のセンスがなんとも言えない
「佐々木」八段は同僚や仲間内から「人なつっこい」「誰からも愛されるキャラ」「とにかく明るい」と言われるそうです。
イケメンなのにクスッと笑える一面や、対局中の鋭い視線とは真逆な性格など、親しみやすいギャップがあることが魅力に感じる理由かもしれませんね。
3月17日に2024NHK杯決勝戦がEテレで放映
「佐々木勇気」八段と「藤井聡太」八冠が決勝戦で対局する「NHK杯テレビ将棋トーナメント」は3月17日10時30分より「NHE Eテレ」にて放映されます。
2023年にも二人は決勝戦で対局していますが、「佐々木」八段は敗れてしまいました。
藤井八冠と因縁の対決！2023NHK決勝戦の雪辱を晴らせるか
奇しくも同じ舞台でリベンジすることになった「佐々木」八段は、「藤井」八冠に対して強い対抗意識を持っていることで知られています。
「藤井」八冠に勝利したのは2017年に一度きりで、その後は4連敗を喫しています。
「佐々木」八段は2024NHK決勝戦で去年の雪辱を晴らすことができるのでしょうか。
まとめ
ついに決勝戦を迎える「2024NHK杯」が3月17日に放映されますが、「佐々木勇気」八段は「藤井聡太」八冠に勝つことができるのでしょうか。
「佐々木」八段が卒業した「都立白鷗高校」は偏差値63で、どれくらい賢いのかというと、テストの正解率90％、評価はオール4。
9歳のころに将棋大会での優勝をはじまりに、みるみる頭角を表し16歳1か月でプロデビューを果たしました。
「藤井」八冠の公式戦無敗29連勝を止めた男ですが、その後は通算4連敗を喫しています。
「佐々木」八段は身体を動かすことも好きで、中学校では陸上部、高校に入学してからはバスケ部に所属しながら将棋を続けた文武両道の超エリート。
一方で天然だとも言われています。
- 力うどん（餅入りうどん）に餅追加を注文してしまった。
- 歩きながら嬉しそうに2Lペットボトルをラッパ飲みしているのを目撃される
- スキップしながら嬉しそうに将棋会館から帰っていくのを目撃される
- フットサルで一人だけ青いユニフォームで攻めまくるので仲間から「青いの！」と怒られる
- 小学生名人戦に優勝したときのインタビューで夢は「サッカー選手」と答えた
- 私服のセンスがなんとも言えない
2023NHK杯決勝戦でも「佐々木」八段と「藤井」八冠は対局していますが、「藤井」八冠に敗れています。
「佐々木」八段は2024NHK決勝戦で去年の雪辱を晴らすことができるのか。
2024NHK杯の決勝戦は3月17日(日)の10時30分よりNHK Eテレで放送されます。
対局の結果がネタバレされたと話題にもなっていますが、ぜひ自身の目で対局の行方を見届けてみてはいかがでしょうか。
