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佐々木麟太郎が偏差値45でもスタンフォードに入れた理由は!スポーツ推薦で試験なしか!

高校通算で140本塁打を放った花巻東、佐々木麟太郎内野手がスタンフォード大学へ進学することが決まり、各所から祝福の声が集まっています。

でも、佐々木麟太郎外野手が通っている花巻東高校は偏差値45といたって普通。
練習や試合で忙しい中、どのようにして超名門校のスタンフォード大学に合格できたのでしょうか

そこでこの記事では、佐々木麟太郎外野手がスタンフォードに入れた理由、佐々木麟太郎外野手はスタンフォード大学を卒業できるのか、しっかりとまとめました。
ほかにも、スタンフォード大学を卒業した有名人についても調べています。

ぜひ、最後までゆっくりご覧ください。

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佐々木麟太郎が偏差値45でもスタンフォードに入れた理由はスポーツ推薦だった

佐々木麟太郎外野手
出典:日本経済新聞

佐々木麟太郎外野手が入学を決めた、スタンフォード大学」はアメリカのトップ大学の中で唯一スポーツ推薦枠があるようです。

「スタンフォード」大学は文武両道の名門校として知られていて、勉学だけでなくスポーツにも力を入れています。
佐々木麟太郎外野手が合流予定の野球部も強豪で、過去に全米チャンピオン2回、メジャーリーガーを100人以上も輩出しています。

「スタンフォード大学」から誘いがあったのは2023年末で、関係者とビデオ通話で連絡を取り合い、今年の1月には監督や選手たちとも面会を果たし、スポーツ推薦での入学に向け動き出しました。

輝かしい記録を打ち立てた「花巻東高校」のスラッガー、佐々木麟太郎外野手に「スタンフォード大学」から誘いがあってもおかしくありませんね。

ただ、佐々木麟太郎内野手の通う「花巻東高校」は偏差値45、スタンフォード大学の偏差値は日本に当てはめると80以上と言われています。

スポーツ推薦と言っても簡単に入れるものなのでしょうか。

超名門スタンフォード大学のスポーツ推薦は試験なしか!

スタンフォード大学
出典:Stanford University

2023年の「世界大学ランキング」2位の「スタンフォード大学はスポーツ推薦と言えども、簡単には入学できないようです。

「スタンフォード大学」の試験は1つの要素だけを評価せず、英語力と学力、人としての魅力や個性を総合的に評価しています。

スポーツ推薦の佐々木麟太郎内野手も、野球の成績だけを評価されたわけではありませんでした。

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ちなみに「世界大学ランキング」の1位は「オックスフォード大学」、3位から「マサチューセッツ工科大学」「ハーバード大学」と続きます。
日本の難関大学「東京大学」はまさかの29位でした。
スタンフォード大学のレベルの高さがわかりますね。

入学試験は論文と勉学を含めた書類審査

入学試験の論文(エッセー)では、大学進学の目的、大学での学びをキャリアにどう生かすのかを問われます。

進学が決まったときのインタビューでは「時間をかけて英文でエッセーを書いたり、たくさんの資料も提出。
最終的に判断をもらったので大変だった。」と語っていることからも、スポーツ推薦と言えども簡単な道ではなかったようです。

5%の狭き門、スカラシップ制度で食費含む7,000万円が免除

佐々木麟太郎内野手は英文の論文と厳しい審査の結果、「スカラシップ制度」を使い入学することができました。
「スカラシップ(scholarship)」を翻訳すると「奨学金」で、成績優秀な学生を選抜する入試制度のことです。

佐々木麟太郎内野手は学費も寮費も100%大学が負担する「フルスカラシップ」だ、と野球部の「デービッド・エスカー」監督が語っていますが、選ばれるのは1学年で5%以下の狭き門です。

「フルスカラシップ」に選ばれると、4年間の学費5,0000万円と寮費や食費1,700万円、合計で約7,000万円の全てを学校が負担することになります。

佐々木麟太郎はスタンフォードを卒業できるのか!

佐々木麟太郎内野手
出典:スポニチ

超名門校の「オックスフォード大学」に入学した佐々木麟太郎内野手ですが、ハイレベルな勉学とスポーツを両立し、無事に卒業することができるのでしょうか。

英会話学校のレベルでは卒業できない

「スタンフォード大学」の出願資格として英語検定「TOEFL」で最低100点を取れるレベルは必要と言われています。
「TOEFL」の満点は120点ですが、英語検定「TOEIC」で990点満点を取るよりも難しいそうです。

さらに、成績はA~Dの4段階評価でC以上をキープしないといけません。
単位をしっかりとらないと次の学年に進めないので、入学より卒業する方が大変とも言われています。

このことから、高い英語力と成績を求められる「スタンフォード大学」で、佐々木麟太郎内野手が卒業するのは難しいのではないか、という声が上がっています。

中退してプロに転向も

佐々木麟太郎内野手は「2年後以降の日米両方のドラフト指名を視野にレベルアップしたい」と取材で語っているので、「スタンフォード大学」の中退(休学)も考えているようです。

これは、メジャー(MLB)のドラフト指名は4年制大学に2年以上在学している必要があるので、2026年の夏が初めのチャンス、同年秋には日本プロ野球のドラフトもあるので、日米両方を狙うためにレベルアップを続けるということ。

佐々木麟太郎内野手は、引退後に3年生として「スタンフォード大学」に戻ってくることも考えているようなので、中退(休学)してプロに転向は十分にあり得そうです。

超名門スタンフォード大学を卒業した有名人

スタンフォード大学の卒業式
出典:note

世界有数の名門校「スタンフォード大学」の歴史は古く、1891年のカリフォルニアに創立されました。
そんな歴史ある大学なので卒業生はたくさんいますが、中でも誰もが知っている有名人を抜粋してご紹介します。

鳩山由紀夫(第93代内閣総理大臣)

鳩山由紀夫
出典:鳩山由紀夫 公式サイト

まずご紹介したいのは日本の元首相「鳩山由紀夫」さんです。

1969年に「東京大学」工学部計数工学科を卒業後、「スタンフォード大学大学院」に入学し博士号を取得しています。
1984年3月に政界入りするまでは、日本で助教授をされていたそうです。

首相就任時は戦後初の理系出身首相として話題となりました。

タイガー・ウッズ(プロゴルファー)

タイガー・ウッズ
出典:日刊スポーツ

プロのスポーツ選手から一人だけ紹介するとなると、彼しかいません。

「タイガー・ウッズ」選手の父「アール」さんは、ゴルフだけではなく学業にも厳しかったそうで、子供のころから文武両道に育てたそうです。
「タイガー・ウッズ」選手と「スタンフォード大学」との接点は「ウッズ」選手が中学生の時で、大学のゴルフ部監督が「将来、スタンフォードに進学してほしい」と手紙でラブコールを送っていました。

「タイガー・ウッズ」選手も「スカラシップ制度」で入学した一人のようです。

クリス・カーター(元プロ野球選手)

クリス・カーター
出典:埼玉西武ライオンズ 公式サイト

同じ野球選手からは、「埼玉西武ライオンズ」に所属していた「クリス・カーター」選手をご紹介します。

2012年に入団後、前半は膝の故障に苦しみながらも、後半は勝負強いバッティングでチームに貢献した、ファンからも人気の選手。
「カーター」選手は医者家系に生まれましたが、子供のころから野球選手にあこがれて「スタンフォード大学」を飛び級して3年で卒業後に「レッドソックス」に入団しました。

現在は、スポーツ奨学金のサポート業務に従事しているそうです。

まとめ

高校通算で140本塁打を放った花巻東、佐々木麟太郎内野手は「スカラシップ制度」というスポーツ推薦でスタンフォード大学へ進学することが決まりました。

進学が決まったときのインタビューで「時間をかけて英文でエッセーを書いたり、たくさんの資料も提出。
最終的に判断をもらったので大変だった。」と語っていることからも、スポーツ推薦と言えども簡単な道ではなかったようです。

佐々木麟太郎内野手が「オックスフォード大学」を卒業するのは難しいのではないか、という声が上がっていますが、2年後以降の日米両方のドラフトも狙っているようで、中退(休学)して引退後に復学することも考えていました。

22日には、佐々木麟太郎内野手の背番号が「3」に決定したと報道がありました。
3を選んだ理由は、「長嶋茂雄」さんと同じように記録だけでなく記憶にも残る名選手になりたいとのこと。

高校野球で史上初の本塁打を記録に残した今、次はどんな記憶を残してくれるのか。
今後の活躍に期待です。